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不動産鑑定士の国家資格試験に合格すれば、不動産鑑定事務所に勤務するのが一般的でした。不動産鑑定士の資格は1964年に施行された、不動産の鑑定評価に関する法律に基づき創設されました。その背景には高度成長時期で地価の高騰が起き、不動産鑑定を公正に行う人材の養成と確保の必要性があったためです。当時は現代のように大手企業や銀行の、不動産部門で働く不動産鑑定士など皆無でした。不動産鑑定事務所の仕事は不動産鑑定評価業務や不動産コンサルティング業務の他に、不動産マーケットの調査業務や委託を受けて行うアドバイス業務やセミナーなどあります。
不動産鑑定事務所も景気の影響を大きく受け2007年に起きた世界金融危機や、2008年のリーマンショック以降は求人を目にすることも殆どありませんでした。しかし2012年末の総選挙で、自民党が大勝すると事態は一変します。新政権が大型の公共予算を組んだことで不動産鑑定事務所にも官公庁や、建築会社や土木会社から多くの仕事の依頼が舞い込んできたのです。もともと全国にある不動産鑑定事務所は国土交通省からの依頼で、地価公示のための土地価格の調査や相続税路線価や固定資産税評価の仕事の依頼が主な収入源でした。
しかし官公庁からの仕事を受注できる不動産鑑定事務所は限られていて、2012年までは民主党が公共予算を大幅に削減したこともあり建築会社や土木会社からの仕事の依頼も途絶えていました。それでも都内の不動産鑑定事務所などはまだいい方で、地方の不動産鑑定事務所などは官公庁からも民間からも仕事を受注できないところは、廃業するしか道がありませんでした。一方で不動産部門がある大手企業や銀行では自社の社員に不動産鑑定士の試験を受験させ、自前の不動産鑑定士の養成に力を注いできました。
ただ不動産鑑定士の国家試験は弁護士や公認会計士と並ぶほど難関で、サラリーマンが片手間で合格できるほど簡単ではありません。また選挙後の経済政策の効果で多くの大手企業では業績を大幅に改善したこともあり、不動産部門では不動産鑑定士の求人を積極的に行っています。このサイトに掲載されているリクルートエージェントやマイナビエージェントなどの、転職エージェントにも大手企業の不動産鑑定士の求人が増えています。もし大手企業の不動産鑑定士求人に興味がある方は、これらの転職エージェントに登録して探してみてはいかがでしょうか。
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